今日は、甲子の日。

癸卯の年の、壬戌の月の、甲子の日です。

 

「甲子の日」というのが、西洋の星占いなどでいう新月の日みたいなかんじで

何か始めるのにいい日とか、何か始まる日として

占い好きの方々に少しずつ浸透している

ようですね。

 

「甲子」とは、「六十干支」というものの

一番最初の「干支」です。

 

東洋占いでは、「1,2,3,4,5……」という数字とは別に

「子丑寅卯辰巳……」という十二支と

「甲乙丙丁戊己……」という十干というものを組み合わせた

「甲子」からはじまり「癸亥」で終わる

60で1サイクルの「六十干支」というものであらわした暦を使っています。

年にも月にも日にも時間にもこの六十干支が当てはめられていて

ひとつひとつに意味があり、組み合わさることでさらに

意味やバランスが変わります。

 

今日は、その60の一番最初の「甲子」の日。

つまり、昨日は一番終わりの「癸亥」の日でした。

月は、「壬戌」。これは、一番終わりからもうひとつ前、59番目の干支です。

そして、月は11月8日から「癸亥」つまり、一番終わりの干支の月となり、

12月7日からは「甲子」の月がはじまります。

東洋占いの暦では11月1日からスパッと11月、12月1日からスパッと12月ではなく

少しずれてスタートします。

もっというと、一年の終わりは12月31日ではなく、節分。立春の前日です。

 

ちょっとややこしい話になってしまったかもしれませんが

何が言いたいかというと

今、とても節目感の強い時間を生きているということです。

時代の変わり目。価値観の変容。

有形無形問わず、前時代的なものや「型」に多くの人が違和感をおぼえ

混沌としながらも、それらが徐々にそぎ落とされていく時です。

 

さらに、三元九運論という考え方があって

20年ごとに時代の空気感・九星の気の流れが変わるというものなのですが

その20年ごとのサイクルも今まさに境目で

2023年までが第八運、2024年からは第九運となります。

 

年・月・日の各干支から見た節目

九星からみた節目

厳密にはそれぞれ少しずつずれてはいますが、全体的に見通してみると

この年末から年始にかけて

少しずつ少しずつ、大きな時代の節目を迎えていくのだと思います。

時代や年の「気」のようなものはいつも、大晦日から元旦とか

節分から立春とか、ある特定の日から日にスパッと終わって始まる

というような白黒はっきりくっきりしたものではなく

じわじわと長いグレーゾーンを経て、グラデーションで変わっていく

そういうもののような気がします。

 

11月8日からの約一か月が癸亥月で、12月7日からが甲子月なので

元旦から少し前倒しで、12月の初旬あたりで大きな節目感、

はじまり感を感じる出来事だったり空気感を感じる人も

いるかもしれません。

 

どんな年末年始になるか、楽しみにしながら

今年1年を振り返りつつ

私も、来年にやりたいことなど考えながら

少しずつ、やれること・やってみたいことから

はじめていこうと思います。